去る10月27日(土)にみんなの「千年希望の丘」育樹&みんなのイモ掘りツアーを開催しました!
当日は午前中に大粒の雨が降り開催が危ぶまれましたが、お昼に近づくにつれ晴れてゆき、開会式の頃にはお日様も覗いていました!!
ツアーの参加者は、今年度最多の70名!
・・・でしたが、予報が悪かったこともあって10名ほどのキャンセルがあって60名の皆さんが集結!
開会式で(一社)みんなのアグリ・代表理事である谷地沼さんに挨拶を頂き、ツアーがスタートしました。
まずは「千年希望の丘」二野倉地区に今年度開場した「みんなの薬膳ファーム」の草抜きを行いました。ここは6月のアグリツーリズムでインフォコムグループの新入社員さんたちとみんなでつくったファームでクコ、サンザシ、ナツメ、クワが植わっています。
このファームは、岩沼市の後援でとある肥料の試験も兼ねた3ヵ年の植栽計画となっていて、上記4つの薬膳種がこの地に根付き、実を付け、私達の目指す6次産業化商品となることができるかどうかの試験栽培のフィールドとなっています。
見る見るうちに綺麗になっていきました。
ファームの手入れが終わった一行はすぐ隣の森の防潮堤エリアに移動し、育樹を行いました。こちらは4月のアグリツーリズムでみんなで植樹をした場所。植えられたばかりの小さな苗木はまだ自分たちの力で生きるだけの力がないため、私たちの手で成長の邪魔になる草を抜く必要があるのです。この木々たちは将来、立派にな森となり私たちの命を守る防潮堤となります。
どんどん草が刈られていきました!
育樹が終わり、いわぬまひつじ村に移動です。まずはひつじ村の松尾さんに村の説明をして頂きました。いわぬまひつじ村は震災後に居住禁止区域となった場所をなんとか活用したいという思いから行政と市民が一丸となって一から造られた場所です。最初は除草試験の為に連れてこられた2頭の羊。このひつじ目当てにたくさんの方が村を訪れ、縁が繋がっていきました。
そしていよいよお待ちかねのイモ掘りです♪イモ掘り会場であるひまわり農園はいわぬまひつじ村の中にあり、岩沼市障害者地域就労支援センターのひまわりホームさんが運営管理されています!
今回掘るイモは6月のアグリツーリズムの時にみんなで植えたものです。ひまわりホームの皆さんのおかげで立派に育ちました!
農園の菅原さんから農園とイモの掘り方の説明を頂き、いも掘りスタートです!!
子どもも大人も目を輝かせて夢中で掘っていました!
掘ったイモは3日ほど天日に晒すと甘みが強くなり、長持ちします!
イモ掘りの後は「千年希望の丘」交流センターに移動し、震災の様子を伝えるDVDを鑑賞しました。
震災後、行政と市民が一致団結しいち早く復興を遂げ、復興モデルとなっている岩沼市。松林、千年希望の丘、貞山掘り、嵩上げ道路と4つのバリアで津波のエネルギーを弱め、住民が逃げられる時間を作る対策が続けられています。
谷地沼さんの語り部では、震災を経験したからこそ伝えられる貴重なメッセージを聞くことが出来ました。
岩沼市では震災後、市内の小中学校で防災教育を積極的に行っているそうです。2017年3月11日の追悼式で谷地沼さんの息子さんが読まれた追悼文の一節にこんな言葉がありました。
「“恩送り”をしていきたい。」
震災を経験したからこそ、次へと遺し、伝えていかなければならないのですね。
防災のことを常に考えるのは難しいかもしれませんが、災害があった時にどう行動するのか、家族や友人と話し合ってみてください。いざという時、瞬時に行動できるように練習することも大事ですね。
慰霊碑に黙とうをささげ、交流センターを後にしました。
みんなの家に戻ってきた一行を待っていたのは、出来立てホクホクトロっとろのさつまいもです!(^^)!
みんなの家の管理人が丁寧にじっくり時間をかけて石焼きした絶品!!
最後に閉会式を行って、ツアー終了です!
今回のツアーも無事に終えるこ事が出来たのは参加者の皆さんのご協力のおかげです!ありがとうございました(^^♪
お疲れ様でした。またお会いできることをスタッフ一同楽しみにしております!!
(Text by m)