去る2018年4月21日(土)、『みんなの「千年希望の丘」植樹祭“復興支援ありがとうの森2020”ツアー』が開催されました。
この日は前日から最高気温25度の予報が出るほどの好天!
しかし風が心地よく、シャツが気持ち良い春らしい朝でした。
そんな中、岩沼みんなの家では開会式が行われました。
開会式では岩沼市より鈴木副市長からご挨拶を頂きました。
鈴木副市長、ありがとうございます。
この日午前中は震災学習でスタートします。
一行が訪れたのは、千年希望の丘交流センター。
ここでは岩沼市の被災状況をパネルなどの資料を通して、また映像でも学ぶことが出来ます。
映像を見終え、震災でどのような被害が出たのかを学んだ一行は、千年希望の丘を歩きます。
この日は岩沼市市民経済部の菅井さんが千年希望の丘をガイドして下さいました。
菅井さん、ありがとうございます。
1号丘の周辺では、植樹された木々が大きく伸びてきていました。
千年希望の丘の次に向かったのは、いわぬまひつじ村です。
この春、ひつじ村ではたくさんの子羊が誕生し、つい先日一部の子羊が公開されたばかりでした。
ひつじ村では最近ゲルの組み直しを行ったそうなのですが、偶然植樹に訪れたモンゴルの方もゲルを見ていました。
子どもたちも、人懐っこいひつじにびっくり!
続いて昼食を終えた一行は、いよいよ植樹祭に参加です。
今回は『復興支援ありがとうの森2020 ~岩沼市千年希望の丘、海の見える植樹祭~』という植樹祭に参加しました。
参加者はなんと1500人!みんなで15,000本の木々を植えていきます。
植樹祭の開会式では(一社)みんなのアグリの代表理事である谷地沼さんが、開会の音頭を取ります。
「みんなで木を、植えるぞー!」
こうしてやる気をチャージした参加者は、各々の植樹地に向かいます。
植樹祭では、「植樹リーダー」が植樹の方法を説明し、どのように作業するか指導してくれます。
はじめに木を水に浸し、土に水をいきわたらせます。
最後にいっぱい水を吸って、次の雨まで頑張って育ってね~!という気持ちを込めながら、早速ざぶん。
水をたっぷり吸った苗を、地面に植えていきます。
苗の間隔を程よく取って、どんどん植えます。
傾斜のある地面に植えるので、苗を運んで作業するのも一苦労。
結構体力が必要なのです。
この日岩沼みんなの家チームでは、33種類500本を植えました。
木があらかた埋まったところで、次は藁を敷く作業です。
藁は土の中の水分を程よく保ちつつ、温度もキープしてくれます。
さらに、風の強い岩沼沿岸部では土が飛ぶのも防いでくれます。
藁は上下を交互に積むと教えてもらい、みんなで一気に敷き始めます。
上までバケツリレーならぬ藁リレーで運んでいきます。
いいチームワークです!
小さい参加者も大きな藁を運びます!
藁が敷けたら、次は表面にロープをかけます。
藁が風で飛んでしまうのを防ぐため、上と下からジグザグにロープをかけていきます。
ロープの結び方を聞いて、挑戦してみます。
ロープがいい感じにかかったら、水を上げます。ダイナミック!
途中ロープのかけ違いのハプニングも起こりましたが、地元の学生さんの大活躍により、なんとか無事植え終えることができました!
一緒に植樹をしてくださった一般社団法人震災復興支援協会つながりのみなさん、ありがとうございました!
植樹した場所の反対側、堤防の向こうは砂浜と海が広がっています。
そんな場所を背景にして、写真を一枚。
岩沼みんなの家に戻った一行は、谷地沼さんの語り部を聞きます。
地元の小学生向けに作られた語り部では、谷地沼さんの子どもの頃や仕事の様子にみんな興味津々。
その興味を維持したまま、震災からの学びや考え方について語る内容に、自然と聞き入ります。
語り部が終わると、長かった一日が終わります。
みんなで閉会式をして、解散です!お疲れ様でした!
今回のツアーではたくさんの木々を植えましたが、うまく成長できるように今後は育樹も行わなくてはなりません。
植樹した木がうまく育ったか見に来ながら、楽しく育樹も行いたいものですね。
それではみなさん、次回のツアーでまたお会いしましょう!
(Text by suga)